制作日記

【制作日記 018】消しゴムで描くマイケルジャクソン

投稿日:2018年2月14日 更新日:

以前からずっと、試してみたかったことがありました。

消しゴムだけで人物画をどこまで精密に描けるか、ということです。

もともと消しゴムで消して描くのが好きで、私の作品は消しゴムを使った作品が多いです。

今回は、消しゴムだけで表現した作品を紹介します。

2017年のMJ展に出した作品です。
MJ展というのは、マイケルジャクソンをテーマにした合同作品展でのことす。

2016年のMJ展の作品はこちら⇒【制作日記 013】パステル鉛筆で描くマイケルジャクソン

 

2017年MJ展の作品

サイズ:A3
用紙 :ダイソーの画用紙
画材 :ヌーベルカレーパステル

この作品は、ステンシルなどは作らず、フリーハンドで消しゴムで消して描いています。

 

消しゴムを使った技法は私の作品には多いんですが、ここまで消しゴムだけで描いたのはこの作品が初めてです。

制作過程

●ベースを作る
ベースはブルー系の色を5色ほど重ねて、更に上から黒も重ねています。
消した時に綺麗なブルーが出るように、指でしっかりと塗って色を重ねていきました。

 

●下絵を描く
別の用紙に下絵を描いて、それをトレーシングペーパーに写して、トレーシングペーパーの裏面に白のパステルを塗って、ベースを塗り終えた本紙に写しました。

 

●マイケルを描く
ここからは、ひたすら消す作業です。事務消しゴム、ペンタイプの消しゴム、練り消しゴム、コットンを使い分けて消していきました。

消す道具や消し方一つで随分といろんな表現が出来るので面白いです。

例えば、下の写真のマルで囲んだ部分のように、はっきりと消したい場合は事務消しゴムで消します。

事務消しゴムで消すにしても、ゴシゴシこすってしっかりと消したり、側面を使ってぼかすように消したり、角を使って細かい部分を消したり、丸っこくなった部分でトントン叩いたり・・・たった一つの事務消しゴムだけでも、色んな消し方があります。

 

髪の毛は、ペンタイプの細い消しゴムで一本一本消していきました。薄く消したり、はっきり消したり、力加減を調整しながら消しています。

髪の毛のところどころ、キラキラ光っている部分がありますね。この部分は練り消しゴムでトントン叩いてぼかしています。

 

マイケルの衣装は、どうやって消していこうか考えるのがすごく楽しかったです。ワクワクしながら描いてました。

衣装のこの部分には、マルのステンシルシートを使用して小さなマルをたくさん消し入れました。

使用したステンシルシートは、虹色パステルアートのwebショップで販売中の「ステンシルシート/マル(大・小セット)」です。

ステンレス製の字消し板だと、下の絵が見えないので消す位置がずれたりしてしまいますが、こちらのシートはクリアファイル製なので、透明で見やすく位置がずれる心配がありません。

 

この部分はぼやーっとした感じに消えていますよね。これはコットンで消しています。

通常コットンは、パステルの粉をつけて色を塗るのに使用しますが、粉のついていない綺麗なコットンで擦ると、逆に色が落ちます。

練り消しゴムなどで消すよりも薄く消せるので、ほんの少しだけ色を薄くしたい時などは、コットンが便利です。

 

ざっくりまとめると・・・

はっきりくっきりと消したい時は事務消しゴム
ぼかしたい時、少し薄めに消したい時などは練り消しゴム
ぼやーっとした感じにしたい時、ごく薄く消したい時などはコットン
細かい部分や細い線はペンタイプの消しゴム

といった感じで使い分けています。

 

最初はどの部分をどう消すかで悩んだり、陰影のつけ方も難しかったです。
特に一番難しかった部分は、首や顎のライン辺りの陰影のつけ方です。

首と顎のラインは、すごく重要ですね。この部分の陰影の付け方で、顔がふっくらして見えたり細くなりすぎたりしてしまうので、微妙な調整が必要でした。

 

この描き方は、慣れてくると普通にパステルで描くより楽かもしれません。
色を変える(パステルを持ち変える)という作業がないからです。

数種類の消しゴムだけで描けるので、ベースができてしまえばもうパステルは要りません。失敗した時の修正に使うぐらいです。

消すだけなので色で迷うこともありません。

もともと消しゴムを使った技法が苦手な方には大変かもしれませんが・・・

消しゴム大好きな私にはピッタリかも。

描いててすごく楽しい作品でした。


これで調子に乗った私は、消しゴムで風景画も描いてみました。
でも、風景画よりも人物画を描く方が楽しかったかな。

消しゴムで描いた風景画は、またいずれ紹介させて頂きますね(^ ^)







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