福岡の風景といえば、どんな風景を思いますか?
私はやっぱり百道浜の風景です。
特に夜の百道浜は、とっても絵になる景色ですよね。
これまでに描いた百道浜の風景は、4作品あります。
今回は初めて描いた百道浜の作品を紹介します。
パステルアート作品『雪が降る街』
用紙 :ダイソーの画用紙
画材 :ヌーベルカレーパステル
制作年:2014年
2014年の冬の個展で展示した作品です。
冬らしい作品にしたっかたので、雪を降らせてみました。
制作過程
●街並みのステンシルを作る
まず最初に、このような街並みのステンシルを作りました。
●下地を塗る
この作品は下地に数色使いました。
まず最初に、街並みを描く位置を決めてステンシルを置き、街並み部分の下地を塗りました。
見ていただくと分かると思いますが、シーホークやドームのあたりは黄色で下地を塗っています。
福岡タワーはブルーにしたかったので、タワー周辺は水色で下地を塗りました。
海も同じように下地を塗っています。空の下地は水色です。
●ベースを作る
街並み部分と海の下地を塗った後、全体にブルー系の色を塗りました。
3色ほど重ねています。
空の上の方には黒を重ねてグラデーションをつけています。
●街並みを描く
街並みは、明るい部分は練り消しなどで消し、暗い部分は黒を塗っています。
シーホークやドームは、上の方は黒を塗って、下の方はコットンで擦って色を落としています。
窓や黄色い光の部分は、消しゴムや練り消しゴムで消しました。
このあたりは下地を黄色でしっかりと塗っているので綺麗な黄色が出ています。
福岡タワーは、消しゴムや練り消しゴムで消して、影の部分は黒を薄く塗りました。
タワーやドームの赤い光は、パステルの角で直接描きました。
明るめの赤で描いた後に、上から黄色をのせています。
●海を描く
海は、コットンで擦って色を薄くした後、ペンタイプの消しゴムや練り消しゴムで消して海に映る光を表現しました。
●雪を降らせる
最後に、字消し板のマルを消し入れて雪を降らせました。
この風景をパステルアートでどう表現するか、考えながら描くのが楽しかったです。
建物を描く時どこを塗ってどこを消すか、結構悩みながら描きました。窓を一つ一つ消すのがちょっと大変でした(^_^;)
同じ風景をパステル画でも描いていますので、またいずれ紹介したいと思います。