制作日記

【制作日記 004】パステルアートで宇宙を描く

投稿日:2018年1月22日 更新日:

今回紹介する作品は、“宇宙”をテーマに描いた作品です。
パステルアートを始めた頃から”宇宙”を描いてみたいというのはずっと思っていて・・・
初めての個展では「海と宇宙(ソラ)」をテーマに、私なりに表現した“宇宙”の作品を展示しました。そのうちの2作品を紹介します。

パステルアート作品『宇宙(ソラ)の花園』

サイズ:A3
用紙 :ダイソーの画用紙
画材 :ヌーベルカレーパステル
制作年:2013年

ポストカードがダントツで一番人気の作品です。
この絵を飾ると運気が上がりそう!とよく言われ、購入して下さる方が多いです(笑)

この作品は初めての個展で展示しました。

制作過程

●下地を塗る
全体に051パーマネントイエローで下地を塗っています。
下地に黄色を塗ると、本当に光っているような、すごく綺麗な光が出せます。なので私はこの作品のような光を出したい時は、下地に黄色をよく使います。
051パーマネントイエロー(3)は黄色が強いので、より黄色を出したい時はこの色を使います。もう少し黄色を抑えたい時は、少し薄めの048パーマネントイエロー(2)か043レモンイエローを使っています。
コツはしっかりと塗ること。下地は濃くしっかりと塗っていた方が、綺麗な光が出せます。


●お花畑を描く

下地を塗った後、お花畑を多色の色で塗って、お花を消して描いています。お花の描き方はフラワーアートの技法です。お花畑に使用した色は、主にピンク系やオレンジ系の色です。


●空の色を塗る

空は113プルシャンブルー(2)で塗っています。下地の黄色をしっかりと塗っているので、紺色ですが深い緑色のような色になっています。


●中央の光を描く

中央の光は事務消しゴムで消しています。この時に下地の黄色が生きてきます。下地の塗り方が薄いと、このような光は出せません。もっと白っぽい感じの、抑えめの光になります。
光を消しゴムで消しただけではちょっと不自然なので、光の周囲を練り消しゴムでトントン叩いてぼかしています。練り消しゴムはこまめに練らないと、消しているつもりが逆に汚してしまうので要注意です。私もこの作品を描く時、消しているつもりで何度も汚してしまいました^^;


●蝶を描く

蝶は、何種類かステンシルを作って、ステンシルを当てて消さずにそのまま指で色を塗りました。なので、手前の蝶々をよーく見てみると、お花が透けて見えているのが分かると思います。
蝶の触覚は色鉛筆で描いています。色鉛筆は適当にその辺にあるものを使ったので、メーカーとかは覚えてません^^;


●無数の光の筋を描く

中央の光から出ている無数の光の筋は、画用紙をあてて練り消しゴムで消しています。
パステル和アートの『オーロラの丘』の技法です。


●光やマルを消し入れる

最後に、クラフトパンチで型抜きした光や字消し板のマルを消し入れました。

この作品は1枚目で納得いくものができず・・・
2枚目は色合いが気に入らず・・・
3枚目でようやく完成しました。

大変でしたけど、おかげで良い作品が出来たと思います(*’▽’*)

もう一点、宇宙をテーマにした作品を紹介します。

 

パステルアート作品『アンドロメダへ』

 

サイズ:A3
用紙 :画用紙(ダイソー)
画材 :ヌーベルカレーパステル
制作年:2013年

●下地を塗る
『宇宙の花園』と同じく、051パーマネントイエロー(3)で下地を塗りました。


●背景の色を塗る

下地の上から、黄緑や水色などでグラデーションをつけています。
その上から113プルシャンブルー(2)を塗って、さらに010ブラックを重ねました。


●銀河を描く

ここからは、ひたすら消す作業です。
銀河は中央の光を事務消しゴムで消して、渦巻きの部分はペン型消しゴムと練り消しゴムで消しました。
銀河を描くのはすごく大変でした。
黒を使っているので、消しても消しても汚れて…また消して…また汚れて…の繰り返しで(^^;;
練り消しもすぐに真っ黒になるので消したところが逆に汚れたり、本当に大変でした。
銀河の渦巻きが不自然な感じにならないようにするのも苦労しました。


●ペガサスを描く

ペガサスはトレーシングペーパーで型紙を作って、ペン型消しゴムや練り消しゴムで消して描いています。


●光やマルを消し入れる

最後に、クラフトパンチで型抜きした光や字消し板のマルを消し入れました。


ここまで消しゴムだけで描いた作品はこれが初めてです。この絵をきっかけに、消しゴムに目覚めました(笑)

消しゴムで消して描くことで透明感を出したり光を表現したり…こんなにも消しゴムでいろんな表現ができるんだと、その魅力にすっかりハマってしまい、これ以降消しゴムで描くことが多くなりました。

この作品で一番難しかったのは、やっぱり銀河ですね。せっかく綺麗に消しても他を描いている間にすぐまた汚れて、何度も何度も消しました。本当に、黒を使う作品は大変です。手もかなり汚れますしね。綺麗に洗っても2〜3日汚れが落ちません^^;
ペガサスの翼を描くのも難しかったです。

この絵はお嫁に行きました。
購入して下さった方は、「夢がある絵ですね。孫にプレゼントしたい」と言ってとても気に入ってくださいました。
それまで絵の販売はあまりしていなかったので、大きなサイズの作品が売れたのはこれが初めてで、とても嬉しかったのを覚えています。







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